私たち「医療法人慈繁会(じはんかい)」は、土屋病院(日本医療機能評価機構認定病院)を母体病院として、
地域医療・介護に根ざしたサービスネットワークを展開しております。
また、「慈心妙手」の名の下に、慈しみの心と優れた医療技術を目指して、
「地域に根づいた医療」「地域に愛される病院」を目標に、歩みを進めてまいります。
桜のつぼみもうっすらと色づいてきて春の到来を感じる今日この頃ですが、世の中はそれどころではなく、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策として緊急事態宣言が何度か繰り返され経済は沈黙し、人々は精神的に疲れ果て人らしさを失いかけています。人が人らしく生きられないことは大変なことであり、むしろこの味気ない毎日こそ「緊急事態」だと感じています。
新型コロナウイルス感染症に対するワクチン接種が3月医療従事者を優先とし始まりました。残念ながらまだまだ十分な供給がなされないため予定より遅れていますが、今はワクチンが“頼みの綱”です。少しでも早く、効率よく、多くの皆さまに接種されることを願っています。郡山市はじめ県内感染者は毎日少しづつ確認され未だ収束の兆しがみられません。通常の外来診療においてちょっとした風邪症状の患者さまがCOVID-19陽性者であったりすることもあり、すでに普通の市中感染症となりつつあるような気すらしています。ワクチン接種が不可欠であることは勿論ですがそのような状況を考えれば、私たち一人ひとりが毎日の生活の中で自分の健康に十分注意し、そしてうがい・手洗い・マスク着用など個人でできる感染対策を怠らないことが身を守り、そして地域の安全を守る絶対条件と思われます。
当法人は今年創立59年目です。来年10月には60歳還暦を迎えます。これもひとえに地域の皆さまのご支援・ご愛顧の賜物と心より感謝申し上げます。先日2月13日に起きました福島県沖地震で法人組織七ッ池クリニックの建物が壊れ診療継続ができなくなりました。七ッ池は当法人創立の地であり、診療を継続できなくなったことは勿論ですが、建物が使えなくなり近々解体せざるを得ない状況はとても寂しいものがあります。しかし今回のコロナ禍でも法人職員一体となって地域医療・福祉のため頑張っています。今後も法人内トータルヘルスクリニックの一部に機能を移して七ッ池クリニックの患者さまの診療にあたりますが、少しでも地域の皆さまのお役に立てるよう努めて参りたいと思います。今後とも何とぞ宜しくお願い申し上げます。
もうしばらく厳しい環境での生活を強いられそうです。
もうしばらく一緒に頑張りましょう。
令和3年4月1日 医療法人慈繁会
理事長土屋 繁之
慈心と云うのは仏教で云うと、苦を除いて安楽を与えようとする心であり即ち仏心のこと。
妙手と云うのは、此の慈心を叶えるための手、手当てする手、み仏の手、即ち手段である。
医学的な言葉で云い換えれば、慈心と云うのは患者様の苦痛を取り除いて健康を取り戻してやりたいと希う心、愛情であり、
妙手と云うのは此の心の実現のために、病気を取り除いてやるための駆使すべき技術即ち医術を意味するもので、
此の両者は車の車輪の如く、何れを欠くことも許されないのである。
第1項 | 当法人の事業は、医療を核とした各種のサービス業であることを正しく認識する |
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第2項 | 患者様及び利用者様は私たちの師でありすべてに優先する |
第3項 | 患者様及び利用者様に最も良質な医療及び介護サービスを提供する |
第4項 | お互いに専門職業人として信頼し、尊敬し、助け合う |
第5項 | 何事にもチームワークで対処し、チームの一員として責務を果たす |
第6項 | 肉体的にも、精神的にも、社会的にも常に健康を維持する |
慈繁会の旗印である「慈心妙手」から心と手を抽出し図案化しました。
下の三日月部分は左右の手掌で医術の原点で「お手当て」をイメージ、上のハートは昇華して行く魂(志)をイメージし、
この両者の調和した結合で作られる「心」を慈繁会の不変の目標と考えて選択されたものです。
丸みのある柔らかい曲線で描き、色彩は慈繁会の色、即ち「紫泉」に因んだ紫色を選定しました。
昭和37年10月 | 現地に「土屋医院」を開設 |
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昭和40年4月 | 「土屋病院」に改組(63床) |
昭和41年5月 | 「医療法人土屋病院」に改組 |
昭和42年4月 | 看護婦宿舎「明善寮」建築 |
昭和43年5月 | 土屋病院歯科部増設 |
昭和45年8月 | 「守山診療所」開設 |
昭和47年8月 | 付属託児園建築 |
昭和48年9月 | 土屋病院増改築工事完了(128床) |
昭和49年6月 | 救急病院認可 |
昭和54年3月 | 職員宿舎「志清寮」建築 |
昭和59年4月 | 守山診療所を新築移転し「田村診療所」と改称 |
平成3年6月 | 研修所及び社宅建築 |
平成4年4月 | 土屋病院産婦人科外来・病棟改築 |
平成8年4月 | 法人名を「医療法人慈繁会」に改称 |
平成8年6月 | 介護老人保健施設「紫泉の里」開設 |
平成9年11月 | 「田村訪問看護ステーション」及び、 「田村在宅介護支援センター」開設 |
平成12年4月 | 「田村居宅介護支援事業所」開設 |
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平成15年4月 | 救急病院を返上 |
平成15年9月 | 土屋病院を全床「療養型病床」に転換(99床) |
平成15年11月 | 「トータルヘルスクリニック」開設 |
平成17年4月 | 「ペップ託児園」開園 |
平成18年4月 | 「田村在宅介護支援センター」を廃止し、 「田村地域包括支援センター」を開設 |
平成19年11月 | 「デンタルヘルスクリニック」開設 |
平成21年1月 | 高齢者専用賃貸住宅「明善」開設 |
平成22年7月 | 「トータルヘルスクリニック 通所リハビリテーション」開設 |
平成24年10月 | 創立50周年 |
平成28年4月 | 土屋病院を郡山市山崎に新築移転 「七ッ池クリニック」開設 |
平成29年4月 | サービス付き高齢者向け住宅「くさ埜」開設 |
医療法人慈繁会の付属施設をご紹介いたします。
採用情報については、各施設のページをご参照ください。