私たち「医療法人慈繁会(じはんかい)」は、土屋病院(日本医療機能評価機構認定病院)を母体病院として、
地域医療・介護に根ざしたサービスネットワークを展開しております。
また、「慈心妙手」の名の下に、慈しみの心と優れた医療技術を目指して、
「地域に根づいた医療」「地域に愛される病院」を目標に、歩みを進めてまいります。
昨年5月天皇即位に伴い元号が令和となりました。私たち国民は即位をお喜び申し上げるとともに新しい時代の幕開けに決意を新たにしました。しかし急速に進む少子高齢化・多死社会において私たちが歩むべき道は険しく前途多難です。
そして新型コロナウイルスです。昨年中国武漢に端を発したこの感染症はパンデミックとなりました。世界中でその対応に追われています。今年予定されていた東京オリンピック開催も1年延期となりました。大変残念な結果となりましたが今は1日でも早い終息を願うばかりです。パンデミック感染症に対する制御は世界が一つになって対応できて初めて成就します。このオリンピック開催延長がそのきっかけとなってくれればと一人の医療人として願います。
さて“2025年問題”が目前となってきました。若い世代の減少で働く人が少なくなり、高齢者を支える仕組みの見直しが急がれています。まさに地域包括ケアシステムの構築が求められ検討が重ねられていますがまだまだです。今まで厳しい環境の仕事の多くは従来の日本人気質「身を粉にしても働く」で支えられてきたように思います。しかし今後はそのような労働環境は排斥され、少ない資源を有効活用し、より有効な効果を得ることが求められます。つまり今までの旧い経営のあり方は抜本的な見直しを迫られるということです。私のような古い感性の経営者にとって解らないことだらけですが「変わらなければならない」ことだけは確かなようです。
今年法人目標は「寄り添う医療機関であろう」としました。基本的なことですが最も大切な医療人としての原点です。幸い当法人には地域の皆さまに寄り添う志を持った職員が頑張ってくれています。能力の可能な限り地域の人びとに寄り添い、お役に立てる方策を持って地域の医療・介護・福祉に尽くす覚悟であります。いつでも声をかけてください。
どうか今年度も当法人施設をご愛顧頂きますようお願い申し上げます。
令和2年4月1日 医療法人慈繁会
理事長土屋 繁之
慈心と云うのは仏教で云うと、苦を除いて安楽を与えようとする心であり即ち仏心のこと。
妙手と云うのは、此の慈心を叶えるための手、手当てする手、み仏の手、即ち手段である。
医学的な言葉で云い換えれば、慈心と云うのは患者様の苦痛を取り除いて健康を取り戻してやりたいと希う心、愛情であり、
妙手と云うのは此の心の実現のために、病気を取り除いてやるための駆使すべき技術即ち医術を意味するもので、
此の両者は車の車輪の如く、何れを欠くことも許されないのである。
第1項 | 当法人の事業は、医療を核とした各種のサービス業であることを正しく認識すること |
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第2項 | 患者様及び利用者様は私たちの師である |
第3項 | 患者様及び利用者様に最も良質な医療及び介護サービスを提供しなければならない |
第4項 | お互いに専門職業人として信頼し、尊敬し、助け合わなければならない |
第5項 | 何事にもチームワークで対処し、チームの一員としての責務を果たさなければならない |
第6項 | 肉体的にも、精神的にも、社会的にも常に健康でなければならない |
慈繁会の旗印である「慈心妙手」から心と手を抽出し図案化しました。
下の三日月部分は左右の手掌で医術の原点で「お手当て」をイメージ、上のハートは昇華して行く魂(志)をイメージし、
この両者の調和した結合で作られる「心」を慈繁会の不変の目標と考えて選択されたものです。
丸みのある柔らかい曲線で描き、色彩は慈繁会の色、即ち「紫泉」に因んだ紫色を選定しました。
昭和37年10月 | 現地に「土屋医院」を開設 |
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昭和40年4月 | 「土屋病院」に改組(63床) |
昭和41年5月 | 「医療法人土屋病院」に改組 |
昭和42年4月 | 看護婦宿舎「明善寮」建築 |
昭和43年5月 | 土屋病院歯科部増設 |
昭和45年8月 | 「守山診療所」開設 |
昭和47年8月 | 付属託児園建築 |
昭和48年9月 | 土屋病院増改築工事完了(128床) |
昭和49年6月 | 救急病院認可 |
昭和54年3月 | 職員宿舎「志清寮」建築 |
昭和59年4月 | 守山診療所を新築移転し「田村診療所」と改称 |
平成3年6月 | 研修所及び社宅建築 |
平成4年4月 | 土屋病院産婦人科外来・病棟改築 |
平成8年4月 | 法人名を「医療法人慈繁会」に改称 |
平成8年6月 | 介護老人保健施設「紫泉の里」開設 |
平成9年11月 | 「田村訪問看護ステーション」及び、 「田村在宅介護支援センター」開設 |
平成12年4月 | 「田村居宅介護支援事業所」開設 |
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平成15年4月 | 救急病院を返上 |
平成15年9月 | 土屋病院を全床「療養型病床」に転換(99床) |
平成15年11月 | 「トータルヘルスクリニック」開設 |
平成17年4月 | 「ペップ託児園」開園 |
平成18年4月 | 「田村在宅介護支援センター」を廃止し、 「田村地域包括支援センター」を開設 |
平成19年11月 | 「デンタルヘルスクリニック」開設 |
平成21年1月 | 高齢者専用賃貸住宅「明善」開設 |
平成22年7月 | 「トータルヘルスクリニック 通所リハビリテーション」開設 |
平成24年10月 | 創立50周年 |
平成28年4月 | 土屋病院を郡山市山崎に新築移転 「七ッ池クリニック」開設 |
平成29年4月 | サービス付き高齢者向け住宅「くさ埜」開設 |
医療法人慈繁会の付属施設をご紹介いたします。
採用情報については、各施設のページをご参照ください。