院長・副院長ブログ

2021.07.29

ある日の出来事

ーある日の分娩ー


出産に携わる私にとっては、毎日が事件と遭遇しているようなものである。全ての出産に際し、お母様と赤ちゃんの無事を、願わずにはいられないし、それぞれに貴重な体験をさせて頂いている。


ある日の分娩の出来事をここに記す。


当院で妊婦健診をしていたお母様、健診で赤ちゃんが大きい為に早めに陣痛を起こす誘発分娩となった。入院後1日目、陣痛促進剤使用するも、軽い陣痛のみ、入院2日目、陣痛促進剤で徐々に陣痛が起こり、子宮口5~6cm開く。その夜明日産まれなければ帝王切開もありとお母様にお話しした。夜中にかけて陣痛も強くなり、8cmまで子宮口が開く。翌日陣痛が益々強くなる。しかし児心拍が80台まで下降したため、帝王切開とダブルセットアップとし、御主人より、手術の同意書を頂く。スタッフも手術の準備を始める。その後陣痛が頻回となり、子宮口が10cmと全開大となり、赤ちゃんもゆっくり下降みられる。最後赤ちゃんの児心拍が低下し、赤ちゃんの頭にカップをつけて出産させる吸引分娩となったが、無事4125gの大きな赤ちゃんを出産する事が出来た。


お母様の何よりの頑張りとお父様の暖かい応援とスタッフの看護により玉のようなビッグベビーが誕生したのである。


安堵と歓喜の思いが、私の身体を貫いた。


お母様に大きな赤ちゃんをみてもらい、それまでのお母様の頑張りを心からねぎらい、ありがとうと感謝した。



その後1か月健診に来院されたお母様、経過良好だった。その際に、御主人がカメラマンとの事で、出産の際の私たちの働いている場面を撮影しており、その写真を頂いた。いつ撮られていたかも定かではないのだが、明らかにあの時の私たちの動きが垣間みれて、本当に嬉しい贈り物だった。ありがとうございました。


                トータルヘルスクリニック


               副院長 土屋あさ子


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さすがプロのカメラマン!素敵な写真を頂きました。